簿記入門のすすめ!簿記検定3級おすすめ教材と勉強法
みなさんこんにちは。コタケ(@kotake3810)です。
いきなりですが今回は、簿記1級ホルダーのコタケが、日商簿記検定3級の具体的なおすすめ勉強法をお話ししたいと思います。
前回の記事はこれ。
簿記を学ぶと、数字に騙されなくなってスマートに生きられるかもね〜
ってことを書いてます。読んでくださった方も、まだ読んでくださってない方も、とりあえずありがとうございます。
どうせ簿記を学ぶなら、資格までとってしまえば一石二鳥!
この記事では、簿記の代表的資格である日商簿記検定3級の具体的な勉強法を扱います。
でも正直なところ、簿記検定の勉強法をまとめたウェブサイトやブログ記事はこの世にゴマンとあるのです…
ただ!ふらふらと迷ってここにたどり着かれたお方のために、懇切丁寧にご紹介していきたいと思います。使用すべき教材や電卓なんかの細かいところまで語ってますので、参考になるかと思います。
それではレッツゴー
もくじ
まずは敵を知る〜合格率と勉強時間
簿記検定といっても主催元によってさまざまな種類があります。一般的に『簿記◯級』と呼ばれるものは、日本商工会議所が主催している検定試験のこと。『日商簿記検定』とよく略されていますね。
この日商簿記の試験は非常に長い歴史を持ち、わりと評価も高いみたいです。
簿記2級が「企業が応募者に求める資格ランキングトップ10」で第1位、「今後取得したい資格ランキング」で第6位に入るなど、日商簿記は、企業、受験者、双方の皆様から極めて高い評価をいただいています。
で、その試験の合格率なんですが、
で推移しています。なお最近は2級試験が難化しており、合格率が低くなっているようです。
そして合格に必要とされる勉強時間は、
とされています。
(参照元:日商簿記検定試験合格にはどのくらいの学習時間が必要ですか? | 簿記 | 資格の学校TAC[タック])
個人的には、身につく能力と評価、そして合格までに必要な時間を勘案すれば、2級が最もコスパが高いように感じます。
なお、1級は合格までに800時間を必要として、合格率も一桁台とかなり鬼畜難易度なので、仕事で必要な方や簿記が大好きな方以外にはホントにオススメしません…
ただ、2級の合格にもそれなりの勉強時間が必要です。受ける級に迷っている方は、2級を目標に、まずは3級から勉強を始めましょう!
おすすめの勉強法と教材
おおすめの勉強法…それはずばり。
愚直に問題演習を繰り返せ!です。
もう少し詳しく説明しますね。
次の3つのプロセスでやっていきましょう。
- 基本テキストでインプット
- 問題集でアウトプット
- 過去問題集や予想問題集で仕上げ
たとえば合格までに80時間用意するとすれば、その配分時間のイメージとしては、
インプット:アウトプット:仕上げ
20%(16時間): 30%(24時間): 50%(40時間)
って感じです。テキストを読み込むより、ひたすら問題演習を繰り返すイメージ。
簿記は暗記科目ではありません。テキストを読んで覚えることよりも、実際に問題を解いている方が吸収が早いです。
(要領の良い方なら50時間程度で済むかもしれませんし、はたまた100時間かかるかもしれませんが…時間分配としては以上の通り)
で、ここで重要になるのが教材の選択。基本的にはTAC,大原,LEC,ネットスクール等の大手資格予備校が出版している簿記教材はどれも優れているものばかりです。その中でもコタケおすすめの教材とその使い方を紹介していきますね!
インプット編
スッキリわかる 日商簿記3級 第8版 [テキスト&問題集] (スッキリわかるシリーズ)
- 作者: 滝澤ななみ
- 出版社/メーカー: TAC出版
- 発売日: 2017/02/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
インプット編のおすすめ教材はこちら。
資格大手のTACが出版しているテキストです。イラストや具体的説明が多く、読んでいて退屈しないです。スッキリと銘打ってるだけあります。
わりと簿記のテキストは無機質で不親切なものも多いのですが、学問としてではなく教養や実学として学ぶのですから、楽しい方がいいですよね。
それでこのテキストの使い方ですが…
まずは出題範囲の知識を頭に入れることから!適当でいいんです。ぱらぱらとめくって適当にマーカーでも引いて、分かった気になる程度でいいです。
問題演習パートがありますが、テキストを読んだあとなので難なく答えられると思います。分からなくなったら、すぐに答えを見てください!熟読するより、通読することが大事です。
ある程度読んだら、すぐに後述のアウトプット教材に移りましょう。
分からなくなったら、またテキストに戻ってきたらいいんです。辞書的な使い方をしていきますので、一回に全てを理解する必要はありません。
アウトプット編
日商簿記3級 みんなが欲しかった やさしすぎる解き方の本 (旧:問題演習の本)
- 作者: 滝澤ななみ
- 出版社/メーカー: TAC出版
- 発売日: 2017/03/13
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログを見る
こちらもTACから出版されているものです。
基本的な問題から応用問題までバランスよく収録されています。解説もかなーり丁寧。先ほど紹介したテキストにも演習問題は含まれていますが、質と量ともに不足していますので、こちらでアウトプットを鍛えましょう。
この問題集の使い方ですが、
テキストを高速で通読したあと、忘れてしまわないうちにこちらの問題集に取りかかるのがオススメです。
ここでも同じことが言えますが、分からなくなったらすぐに答えを見てください。
忘れているところや分からないところは、問題集の解説を読んだりテキストを振り返ったりしてその場で身につけていってくださいね。
仕上げ編
このパートが勉強時間の大半を占めています。ここで使う教材は本試験型の問題集です。
本試験に準拠した網羅型予想問題集。これはほんと、唯一無二の良教材だと思います。
正直これが出てきたおかげで、一か八かの直前予想問題集や、高いだけの過去問題集が不要になりました。
この教材を諦めずに2周くらいしてみてください。絶対余裕で合格します。
1周目から力試しです。問題集とテキストを閉じて、制限時間通り向かっていってください。なお、この問題集はなかなか難しいので、最初は半分くらい点数がとれたらいい方です。
ここで間違えたところは後で振り返られるようにしっかりメモしておいて、テキストや問題集に戻るなりしてください。
そして2周目。ここも本気で取り組んでください! 繰り返しますが、解答解説を読んで分からないところはすぐテキストに戻ってくださいね。テキストを辞書のように使うのです。
この二周を終えたころには、本試験で合格する力は余裕でついていると思います。
さらに時間の余裕がある場合は3周目にチャレンジするなり、ミスの多いところだけを繰り返すなり、心配なら過去問題をやってみるなりして、試験まで調整していってください。
おわりに
簿記を趣味でマスターしたコタケがみなさんにお伝えできるのはこれくらいです。
- 基本テキストでインプット
- 問題集でアウトプット
- 過去問題集や予想問題集で仕上げ
この流れを守って計画的に取り組めばきっと合格できます。
そういうけどこういうときどうしたらいいの?とか疑問点がもしあれば答えていきたいと思います!
それでは、みなさんのよき簿記ライフを!
おわり。
今日は、Erica sunn “Static space”をひたすら聴いてました。
スマートフォンのXperiaのミュージックアプリに初期状態から保存されてる楽曲の1つです。地味に好きなんですよね。